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- 注射部位への影響:注射時の痛みに対して
注射時の痛みは,針刺入における皮膚の傷害による局所の痛み(針刺入時痛)と,注入される薬液の特性(温度やpHなど),化学反応による違和感,異物注入に伴う皮下・骨格筋組織の異常な感覚によるものと考えられています.
針刺入時痛の主な原因と対処法
- 注射針が適切な深さまで到達していないことが考えられます.
確実に皮下に薬剤を注入するためには,少なくとも5mm以上の皮下脂肪厚が必要とされていますので,つまみあげた指と指の幅が1cm以上ある場所を選んでください.
皮膚に対して30~60°の角度で注射針を刺してください.
ヒュミラ®の注射針の長さは約12.7mmです.表皮・真皮を合わせた厚さが約1.5~4.0mmであるといわれていますので,皮下脂肪の厚さに応じて刺入角度や刺入の長さを調整してください.
- 急速に注入すると注入圧により痛みが起こることがありますので,できるだけ内筒をゆっくり押して,薬液を注入してください.
- 薬液と体温との温度差で痛みが起こることがあります.薬液を冷蔵庫から取り出して10~15分置くか,手のひらで1分程度温めてから注射してください.
- 注射の前に約1~3分間,冷罨法によって注射部位を冷やしたり,注射する部位の近くを,針を刺す数秒前から親指で強く押しておく周囲圧迫法などにより注射時の痛みを軽減できます.
- 注射前に3回深呼吸させ,再度深呼吸させた際の呼気に合わせて針を刺し,次の呼吸に合わせてゆっくり薬液を注入する深呼吸法により,針刺入時の痛みを軽減できます.
- 素早く針を刺すことにより,針の刺激時間が短くなり,痛みが軽減できます.
- 前もって「少々痛みますよ」などの声掛けを行っておくことも有用です.
- 注射後にピリピリしみるような痛みがある場合がありますが,異常ではない事を説明しておくようにしてください.

- 皮下注射における注射部位反応の概要
- 注射部位と皮下注射に関する注意
- 注射時の痛みに対して
- 注射後の対処













