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細菌性肺炎:細菌性肺炎の治療

抗菌薬の使用開始は,診断後4時間以内が薦められています.その時点で原因菌が判明していない場合は,empiric therapyを行うことになります().同時に,原因菌の同定も行います.なお,多剤耐性菌を発生させないために,抗菌力が強く,抗菌スペクトルが広いニューキノロン系とカルバペネム系は選択しないでください.
原因菌が判明した場合,その菌に特化した抗菌治療を開始します().効果判定は,1解熱(37℃以下),2白血球増加の改善(正常化),3CRPの改善(最高値の30%以下),4胸部X線陰影の明らかな改善,の4項目のうち3つ以上を満たし,他の項目の増悪が認められない場合を目安とします.

※empiric therapy(経験的治療):推測される原因病原体に最も効果があると予測される薬物を投与する方法

図. 成人市中肺炎初期治療の基本フローチャート
※empiric therapy(経験的治療):推測される原因病原体に最も効果があると予測される薬物を投与する方法

外来治療のみ記載.重症,超重症は呼吸器専門医に相談すること.
治療薬は基本となる薬のみ記載.
日本呼吸器学会に関するガイドライン作成委員会.「呼吸器感染症に関するガイドライン」
成人市中肺炎診療ガイドライン, 2005, p5.(一部改変)

表.原因菌判明時の抗菌薬の選択
  ペニシリン系経口薬 ペネム系経口薬 レスピラトリーキノロン経口薬 ケトライド βラクタマーゼ阻害薬配合 第二,三世代セフェム系経口薬 ニューキノロン系経口薬 マクロライド系経口薬 リファンピシン
肺炎球菌          
インフルエンザ菌            
クレブシエラ属            
黄色ブドウ球菌                
モラクセラ・カタラーリス            
連鎖球菌              
緑膿菌                
嫌気性菌            
レジオネラ          
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