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結核:結核の感染と発症機序

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  • 抗TNFα製剤合併結核の特徴
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結核菌は気道から気管支,肺門部に侵入し,胸膜の直下に定着します.食菌作用を示す肺胞マクロファージに自ら侵入し増殖を繰り返すことにより,マクロファージをアポトーシスに陥れ,また肺胞に感染増殖し,滲出性病巣(初感染原発巣;1)を作ります.その後,結節が形成され,初期免疫により結核菌は結節内に閉じ込められ,菌の増殖が阻止されます(通常はこの時点で発症は抑制されます).結核菌は空気が遮断された状態では増殖はしませんが,結核菌を持ったマクロファージは一部リンパ行性に肺門リンパ節に移行し(2),そこでマクロファージのアポトーシスが起こり,感染病巣が形成されます(初期変化群).さらに一部の菌はリンパ血行性に肺尖部に到達します.肺尖部は脆弱ですので,結核菌は宿主の細胞性免疫から逃れ,あるいは形態を変えて生存し続け,いわゆるパーシスター(冬眠状態の菌)となります(3).

一般に発症は肺結核にとどまりますが,細胞性免疫の成立が不十分なこの時期でのリンパ行性の進展により,肺門リンパ節結核,頸部リンパ節結核及び結核性胸膜炎の肺外結核が起こります.また,血行性に散布すると早期蔓延型粟粒結核となり,結核性髄膜炎へと進展します.この場合,肺間質病変が隣接する肺胞内にまで波及し,管内性進展を引き起こす可能性もあります.この時期に発症する結核が一次結核で,結核菌の病勢が強いときに起こります.
二次結核は年余のdormancyから内因性再燃が起こり,病変が管内性に進展したものをいいます.通常遅延型アレルギーを引き起こし,組織の壊死と乾酪化がみられます.隣接する気管支が破壊した場合,空洞が形成され(空洞性病変),さらに結核菌が増殖します.

図. 結核菌の感染から発症までの経路
図. 結核菌の感染から発症までの経路

露口泉夫. 結核の感染と発症. 結核(光山正雄編), 医薬ジャーナル社, 大阪, 2001, p.137.

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